映画「スポットライト」
この映画は実話を元に製作されています。
実話です!
(※内容にネタバレが十分に含まれている可能性がありますので、ご了承下さい。)
えさて、
巨大すぎる組織の問題に対して、
数人のジャーナリストのチームが、
情熱で立ち向かう映画です。
なんとなく説明いたしますと、
と・と・と・・とんでもなく、
よろしくない悪の事実に対して立ち向かう、
『スポットライト』というチーム。
スポットライトのチームとは
ジャーナリスト4~5人程で構成されている、
新聞社の中の『スポットライト』というチーム。
まぁ、いわゆる弱小チームが強敵に立ち向かうというストーリーで、
これが実話なのですから、
観ないわけにはいきません。
とんでもないクソ悪事に対して、
情熱を持って調べてあげて、
世間に公表するのです。
何度も言いますが、
なんと、この映画は実話なんです!
僕はこの映画を観た後に思いました。
『世間から信頼されている組織がこんな事を!?』
という驚きよりも、
この世間で触れてはいけない、
タブーとされている組織に、
4~5人で、
しかもしかも、
タブーもタブー、
チョータブーな事へ挑む、
チーム『スポットライト』の、
一人一人が情熱をぶつけて、
真相を!事実を!世間に晒すために挑んでいく姿に感動致しました。
コレ観てて熱くなります。
スポットライトのチーム以外もほぼ全員がプロです。
『プロ』って言うのはなにも、
技術やテクニックがあるだけがプロではないと考えさせられました。
情熱が大事です。
情熱には勝てないと思いました。
熱い情熱は向かうところ敵無しです。
えさて、
いつもの事で話はそれますが、
一言に『情熱』と言いましても、
皆様は、
情熱とはどういう事だと思いますか?
もしも、
あなたが、
『情熱とは何ですか?』と質問されたら、
『情熱』をどう説明しますか?
僕は、
前に本で『情熱とは?』という様な意味合いの説明で、
面白い表現を読んだことがあります。
例えば、
何人かの人が集まっている面接でこういう指示をされたとします。
「これから写真を撮って、一枚持ってきて下さい」
。
そこで、
情熱のある人の場合は、
「これや!このカットや!」
と、自分が納得いくまで、
『もう一度シャッターを押したい!』と思うのに対して、
やらされていると思って課題に取り組む人は、
こう言います。
「おーい、このへんでいいか~?」
えさて、
ストーリーも後半に近づき、
ついにスポットライトは巨大組織が隠蔽している事件の真相に迫ってきました、
ストーリーの中でスポットライトを指揮する、まぁいわゆるチームの店長みたいな立場の人が、
事件の真相を調べている途中で、
自分の、昔の『あやまち』に気付くのです。
とうとう真相を記事にするとき
編集局長なども含めて、真相を記事にする為の編集会議の場で、
彼は、その過去の自分の過ちを告白します。
彼のあやまちの告白の事で、皆が話し合っている中、
編集局長の言った言葉に、僕は懐の深さを感じました。
編集局長は、
「あー、私にも・・・ひとこと言わせてくれ」
と言って、話に割って入り、
彼のあやまちに対して、その場の皆にこう言いました。
「暗闇のなかを手探りで歩いていて、そこに急に光が射すと、ようやく間違った道を来たことが分かる」
「以前、何があったかは詳しくは知らないが・・・」
過去のあやまちを自分自身や周りの人が責めても、もうしょうが無いんだと、、、
過去の過ちに気付いた本人は、それを反省し今こうやって皆の前で告白した。
そして編集局長は最後に、
「今回は本当にみんなよくやってくれた。」
と、ねぎらいの言葉で締めくくるのです。
あー、
ビーチク・・・・いやいや、鳥肌立ちます。
あー、面白かった。