映画「メメント」
映画:メメント(2001年日本公開)
めちゃくちゃ面白い映画でした。
観てすぐに吹っ飛ばされる様な面白さが来ます。
その面白さの破壊力は、
ガードごと吹っ飛ばされる面白さです。
主人公レナードは前向性健忘症で今していることを10分程度で全て忘れてしまいます。
映画は時系列を遡って結論から過去に戻って進んでいきます。
なので、シーンが始まる度に、
「なぜ今この状況なの?」と観ていて思いますが、
これは10分で記憶が無くなる主人公と同じ目線になる事ができるので新鮮でした。
あるシーンを例にすると、
主人公はある男を待ち伏せしようと、その辺にあった酒瓶を武器にするため手に取りトイレに隠れます。
と、次の瞬間、
主人公はトイレに酒瓶をもっていることに疑問を持ちます(汗)
「酒に酔っている感じでもないし、俺はココで何してんだ?」
観ていても、このシーンは、主人公が酒瓶持ってトイレにいるシーンから始まるので、
「?????」となりました。
もし映画が時系列どおりに進んでいたら、
「武器持ってトイレで待ち伏せしてんじゃん!」と、ツッコミたくなりますが、、、
この映画を何度か観ました。
以下、ネタバレを書きますが
結局、主人公レナードはテディを殺そうと決めて殺しているのです。
この事は映画の最後(時系列では物語の最初)にレナード自身が言っています。
「俺は都合良く自分にウソをつくだって?あんたに対してはそうさせてもらう」
そう言いながら、自分の記憶がなくなる事を分かった上で、
テディを「新たなジョン・G」にする事に必要な情報をメモしていきます。
そして記憶は無くなり、その情報のみ残って、
その間違った情報だけを元に”そのジョン・G”を探す物語が始まります。
↓↓↓メメントの日本版劇場予告編
実はこの記事は書くの2回目で、時系列どおりに並び替えて細かく書いていましたが、
保存せずに間違えて消してしまい、もう細かいところまで書く気力が・・・・。
主人公の記憶のように綺麗さっぱり消えてしまうという事に残念な感じですが、
まぁ仕方ないことです。
しかし、こんな怪物級に面白い映画を22年間も知らずに放っておいたとは(驚!)
あー、出会えて良かったです。
また新たな、素敵な、わくわくするどきどきする映画に出会う旅に出たいと思います。