いつかの南日本新聞。
『あなたの確率とは』
作:藤井 三千枝
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人目につかない/やぶった林であっても/名も無いようなかずらが/やんかぶった木に/巻きついていても/やっぱり かずらはかずらに/違いはなくって/どこを切っても/何処までいってもかずらであった
たぶん人間も/何処に住もうが 何をしようが/何処までいっても人であって/爪の先が熊であったり/魚であったり/ましてや髪がワカメであったり/蛇であるわけもなく/引っ剥がしたカサブタひとつ/ささくれひとつ/人間だということが/分かっているようで/解っちゃいない
だからどうしたというワケじゃないけど/たぶん いくら同じ人間であっても/あなたがあの子になることは無く/私が私を何万年探し求めようと/会えることは無いに違いなく/なんというか これはとてつもなく/ドラマチックな事なんじゃないかと/思った今日この頃です
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この詩は、南日本新聞に約12年~(15?)くらい前に掲載されていた詩です。
タイトルは『あなの確率とは』
作者は『藤井三千枝』さんです。
えさて、
あなたの確率とは?
当時、この言葉を綴った藤井三千枝さんのこの詩にめちゃくちゃ心を奪われました。
今現在もこの言葉を切り抜いた新聞のこの部分だけ持っています。
この全ての言葉は今でもとても素敵だと感じます。
『自分が自分になる確率とは』
素敵すぎる言葉。
好きです。
ちなみに、僕も小学5?6?年生の頃に詩が南日本新聞の『子供のうた』に載ったことがあります。
今でも忘れない、タイトルは『忘れ物』でした。
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『忘れ物』
カバンにもない
バッグにもない
机の中にもない
あれー、持って来たんだけどなあ。
あ、家に忘れたんだ。
また先生に叱られるなあ、
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今でも覚えております(汗)
まっすぐな詩です(脇汗)
あー、
いつかの南日本新聞の記事の一部でした。
藤井 三千枝さん素敵な言葉をありがとうございます。