小説「罪と罰」
ラスコーリニコフは「あれ」の下見の為に、
質草を持って、金貸しの老婆アリョーナイワーノヴナの家へ出掛ける。
(↑ラスコーリニコフ)
俺に「あれ」ができるのか。
(「あれ」とは老婆を殺すことなのです)
うーん。そうそう、
『俺の家から金貸し老婆の家まで730歩数』
<彼はいまでさえ、自分の計画のリハーサルをするために歩いているのだ、そして一歩ごとに、興奮がいよいよはげしくなってきた>
不安などの考えがぐーるぐる巡る中、向かいます。
老婆の住む四階への階段を上りながら彼は、2階の部屋の家具を運び出す引っ越し業者とすれ違った。
<ははあ、あのドイツ人はいま引っ越していくところだな、とすると四階には、この階段も、この踊り場も、しばらくは、婆さんの部屋だけになるわけだ。ありがたい>
『1階と3階は空き家になっている』
(1Fから4Fまで続き階段)
主人公は金貸し老婆の家の呼び鈴を鳴らした。
(アリョーナイワーノヴナ)
アリョーナイワーノヴナは警戒しながらドアを開けてくれた。
以前にも来たラスコーリニコフと言い、質草を渡しながら、
金貸し老婆のアリョーナイワーノヴナの、
一挙手一投足に神経を向ける。
そして、
ラスコーリニコフは下見を終えた。
帰り道。
精神的にもふらふら状態なので
帰り道に居酒屋に入る。
その居酒屋で、主人公ラスコーリニコフはマルメラードフに出会うのです。(運命の出会い?9
(マルメラードフは小説を読む中で重要人物です)
(マルメラードフ)
マルメラードフが主人公のラスコーリニコフに話しかけてくる。
「ひとつ話し相手になってくださらんか?」
そして、小説の大事な「娘のソーニャ」と「レベジャートニコフ」の存在の話しをします。
2へ続きます。