大谷翔平選手のWBCホームランボール
WBCの1次ラウンド第4戦のオーストラリア戦で、
大谷翔平選手が初回に3ランホームランを放ったボールをゲットした女性がそのホームランボールを周りにいるファンにもまわして、
みんな大谷翔平選手のホームランボールとハッピーな記念撮影をして、
最終的に持ち主の元に戻ってくるという姿が世界で「素晴らしい光景だ」という声が沢山ネットに溢れています。
「こんな行動が成立するのは日本だけだ!」
「日本でしかあり得ない光景だ」
と、海外でも絶賛されていますね。
日本人としてとても嬉しいニュースではあります。
ですが、
最近よく目にするのが、日本の飲食店で良くないことをするニュースです。
飲食店にお客として来た少数の無知なバカが、
面白半分なのか分かりませんが、他人に迷惑を掛けるニュースを目にすることも事実です。
この他人に迷惑を掛けるニュースで思い出したのが、
ボードレールの「巴里の憂鬱」という本(散文詩集)の中の、『贋せ金』の最後の締めのオチでした。
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「蓋し、人の悪意あるは決して批難を免れないが、なおそれも、本来人の意地悪しきなることを知る上にいささかは役立ち得よう。ただ最も済度しがたい罪は、愚昧よりして為される悪である」
(引用:ボードレール:巴里の憂鬱『贋せ金』)
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噛み砕いていうと、
意地悪なことは良くないけど、それでもあえて良いところを見つけるとしたら、人が何故に意地悪をするのかを考える題材になる。
だけど、最も救い様のないのは、愚かで道理を知らずに行われる悪である。
って感じですかね。
えさてさて、
WBC次の試合は3月16日(木)にイタリア戦ですね。
楽しい試合を観させていただきます。